最終日の夜、のんびりパリの夜景をぶらぶら歩いて楽しんでいた私。
ロンドン行きのNational Expressが出るバスステーションはパリのセンターからは離れていて、メトロで30分ほど。遅れて帰れなくなったら大変と、少し余裕をもって地下鉄に乗ったのですが・・・。
路線は間違いなく合ってるんだけど、降車駅が定かでない。
パリに着いた時の記憶を必死に探るけど、あの時は駅の名前にも、文字字体にも馴染みがなかったからかなりあやふや
ということで電車に隣になった人に確認。とても優しい人で、地図を出して教えてくれて、最寄駅を出たらマップがすぐ見つかると思うから大丈夫、と言ってくれました。
が、、、教えてもらった駅で電車を降りると、な〜んか雰囲気が違う
着いた時はバスステーションからメトロへは直接つながっていて、地下道を通って行けた。
けど、ここは違う。
迷っていてもしょうがない、道行く人に聞いてみると。
近くに立っていた黒人女性が、「この町じゃなくて、隣町だよ
」と。
急いで私を隣町行きのバス停へ連れて行ってくれて、時刻表を見てくれました。
実はこの時すでに夜行バス発車まで後25分。でも隣町まではバスでかなりかかると彼女。
タクシー拾おう!と、今度は私を大通りまで連れて行ってくれましたが、あいにく日曜で全然タクシーの姿はなし…。。
これ以上彼女の時間をとっても悪いので、お礼を言って別れました。
出発まであと10分。さてどうしよう。
ていうかもうたぶん無理…
とりあえず人を探して走りました
すれ違う人みんなにとりあえず聞く!でもなかなか英語が話せる人が見つからない。
すると、前方に黒人男性4人を発見!!
「Excuse me〜〜!!! Please help me!!!」と叫びながら彼らの中に突進
事情を話すと、そばに止まっていたパトカーに駆け寄って、パトカーのドライバーに話をし始めました。彼ら、ポリスだったのです。
パトカーには白人男性のポリスが2人。助手席のポリスが私に、バス何時発!?と聞き、10時…と答えると、腕時計をちらっと見て、「乗って!!」と
あわてて乗り込むと、助手席の彼が車内からサイレンを取り出して車の屋根にとりつけました。(青い光がくるくる回ってう〜って鳴るやつ!!)
前を行く車たちはみんな脇に寄って道をあけてくれ、(皆さんごめんなさい、)
赤信号もぜ〜〜〜〜んぶ無視!!!!
すごいスピードで隣町まで連れて行ってくれたのでした。
バスステーションの入口に着くと、彼らは私を降ろして、
「走れ!!がんばれ!!!!」と。
本当に本当にありがとう!!!と答えて走り出した私に、
「会えておもしろかったよ!!!」と後ろから叫んでくれたのでした
こうして少し遅刻したものの、無事にバスに乗れた私。
(あんなに焦ったのに、他にも遅刻者がたくさん出て結局バスが出たのは10時半過ぎでした…)
最後の最後に起きた、絶対忘れられない大事件
4日間はとても短くて、やり残したことがたくさんでした。
エッフェル塔のてっぺんから夜のパリを眺めるのも、
オルセー美術館・ノートルダム寺院を訪れるのも、また次回のお楽しみ。
でも本当に楽しかったパリ。
何より私をほんとにうれしくさせてくれたのはパリで出会った、あったかい人たちでした
パリ、良いところです
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